こんにちは。オハナのお世話係ももあき(@fureburu-ohana)です。
わんこをお迎えしたら狂犬病予防接種は不可欠です。犬には狂犬病予防接種の他に『混合ワクチン』の接種があります。
混合ワクチン

犬の混合ワクチンには、2種混合から10種混合くらいまでのワクチンがあります。複数のメーカーが発売しています。
『2種混合』というのは、有効なウイルスが2種類という意味で『5種混合』なら5種類です。『5種混合』『6種混合』が一般的です。
動物病院でメーカーを指定することはほぼできません。混合の種類も動物病院によっては、複数種を用意していない場合もあります。
狂犬病予防接種と違って、ワクチンは義務ではありません。飼い主の任意となります。
狂犬病予防接種後は、約1週間でワクチン接種が可能とされています。
ワクチンの接種間隔
ワクチンの接種間隔の考えた方は獣医師によって様々です。
1年に1度の接種を推奨するのが通常です。3年に1度で十分をいう獣医師もいます(欧米では、3年に1度の接種間隔が主流になる傾向にあります)。
ワクチンの接種間隔によって、メリット・デメリットがあります。
初めてワクチンを接種する場合は、生後2か月と3ヵ月の2度必要です。
ペットショップでお迎えした場合、生後2か月接種が終わっている時は、お迎え費用の中にワクチン費用が入っています。
1年に1度 メリット
犬が集まる施設やイベントに参加できる
有料ドックラン、イベント参加やペットホテルでは、ワクチンの接種証明が求められる場合があります。1年に1度の接種が参加条件であることが多いです。
安心感がある
メーカー推奨の接種間隔なので、安心感を得られます。
ペット保険の加入条件
ペット保険に加入する際の条件になっている場合があります。
1年に1度 デメリット
毎年費用がかかる
5種混合は7,000円前後です。
ワクチン料金は自由設定できるので、動物病院により値段が異なります。
3年に1度 メリット
費用が少なくて済む
1年に1度の場合に比べて1/3です。
3年に1度 デメリット
ワクチン接種が条件の施設やイベントに参加できない(しづらい)
厳しい施設、イベントには参加できません。
安心感がない
メーカー推奨間隔ではないので、安心感が少ないです。ワクチン接種後に抗体ができているか調べるわけではないので、万が一感染した時に十分な抗体がなければ、発症してしまう可能性は否定できません。
ワクチンのリスク
ワクチン自体にもリスクがあります。
『アナフィラキシーショック』で激しいアレルギー反応が起こったり、皮膚炎症や嘔吐、下痢も稀に見られます。特に小型犬(チワワやミニチュアダックスなど)は中大型犬と比べると、副作用が起こる可能性が高いとされています。
さいごに

毎年受けてもらうほうが動物病院の収入になります。確固たる考えの獣医師でない限り、1年に1度以外を推奨されることは稀です。
接種の考え方は様々あります。また、情報は溢れています。接種する度に副作用のリスクは少なからずありますし、接種しても絶対に防げるわけではありません。
しかし、接種により飼い主さんは安心感を得られます。また、イベントや施設にも安心して連れていけます。
接種の間隔は、獣医師の説明を受けて飼い主さんが判断することになりますが、予防接種を受ける受けないを含めて、最良の選択をしてください。