こんにちは。オハナのお世話係ももあき(@fureburu-ohana)です。
わんこをお迎えしてからの試練のひとつとして『お留守番』があります。飼い主さんもわんこも『お互いが幸せになれるお留守番』について考えていきます。
犬の留守番について
飼い主さんによって、留守番の方法は千差万別です。ケージやクレートの中、放牧(そのまま自由)の飼い主さんもいると思います。
犬は寂しがり屋なのか
犬は寂しがり屋さんです。
本来群れで生活する狼の血を継いでいる犬は、人間との生活でも群れとして認識していますので、一匹でいる時は孤独を感じています。また、飼い主さんから離れている時は、ストレスを感じている犬は多いです。
寂しがらないために
ケージやクレートに入る(入れる)トレーニングは有効です。
犬は決まったところにいると落ち着きます。『ハウス』の命令で、ケージやクレートに入る事ができ、好きな場所になれば不安な気持ちが薄れます。
子犬の時は、ハウスの場所(ケージやクレートを置いてある場所)を頻繁に変えないほうが良いです。頻繁に変えると、ハウスの場所を覚えることができません。
ケージやクレートの扉を閉め、そこから離れましょう。その時は鳴いてしまうかもしれませんが、ぐっとこらえて様子を見ます。好きなおもちゃがあれば、一緒に入れても構いません。
静かに待つことができたら、褒めておやつをあげてください。
慣れてきたら、ケージから離れる時間を徐々に伸ばしていきます。
外出時だけにケージに入れる習慣をつけると『ハウス=お留守番=ケージ』と覚え、ハウスと言うだけでお留守番と認識してくれるようになります。
犬は飼い主の行動を観察している
愛犬は飼い主さんの行動をよく観察しています。
着替える服や出かけるしぐさを見て、その時間帯の飼い主の行動を思い出し『お留守番』なのか『一緒にお出でかけ』なのかが分かります。
犬の留守番は仕方ない
犬の留守番は宿命です。
一切留守番させないのは難しいですから、お迎えした時からいかに飼い主さんが意識するが重要です。
分裂不安症
『分裂不安症』という言葉があります。
犬が飼い主から離れた(見えなくなった)場合、ずっと鳴いたり、自傷行為をしたり、そそうをしてしまう行動です。
原因は、子犬の時に一匹になることの経験不足、飼い主の過度の干渉、子犬の時に早く親から引き離されたことによる社会経験不足などがあげられます。
何時間までなら大丈夫か
何時間までなら大丈夫かと言う基準はありませんが、最初から12時間を超えるような留守番は、なるべく避けるべきです。
予定がずれ込んだり残業したりと、12時間を超えてしまうこともあると思いますが、その場合は仕方がありません。早めに帰宅してあげれば良いだけです。
さいごに
留守がちの人に迎えられるのは、犬にとっては不幸なの事なのでしょうか?
色々な考え方があると思いますが、決してそうではないと思います。いかに接している時間を作ってあげるか、作れるかが重要だと思います。
犬を迎えるということは、犬中心の生活になる事だと思ってください。それが犬と生活するという事だと思います。